13. 帰って「シクロ」を見た
[
English version...
]
ミ・トーへ行くバスの中から見た田植え風景。作業してる人たちは必ずといっていいほど
すげがさ(ノンラー)
をかぶっていた。わたしも10,000VDN(ベトナム・ドン=約100円)で一つ買いましたよ。
山形に戻ってから1カ月。部屋の掃除をしながら、買っておいたレーザーディスク
「シクロ」
を見た。1年ぶりの映像。そこには
わたしが見たとおりのホーチミンシティの街並み
があった。そして人々の生活があざやかな映像となって飛び込んできた。
喧騒に包まれた街並み、気怠い雰囲気が漂うホーチミン、おしゃれな人がたくさんいるホーチミン、活気があるホーチミン。わたしが最初に魅かれた雰囲気は映画そのままにベトナムに存在していた。ところがその裏には、座って待つだけの仕事を持つ人、食べるためだけに働く人、無邪気に物乞いをする子供たちがいたのだった。
今アジアが最も熱いとはいうものの、タイ、香港では今や人々が精神を病む時代となり、自殺者が急増しているように、ベトナムもいつかはそんな時代が来るのだろうか? そんな時代が来る前の、決して今の日本では見ることができない風景をわたしは見てきた。将来、わたしと一緒にいるであろう子供は「ベトナムに行きたい!」と言うかもしれない。その時はどんなベトナムになってるだろう!
わたしは、自分の生き方について考えていた。平凡な毎日に嫌気がさすこともある。自分自身が大嫌いになりどうしようもなくなる日もある。でも、世界には純粋に生きようという気持ち、そしてほんの少しの喜びとで生きている人がたくさんいることを忘れたくない、そう思った。
ベトナムをまた訪れよう。
次のページ
「番外!お買い物篇」
へ
|
ベトナムの思い出に
|
クッキング
|
サラダ
|
パスタ
|
|
いけちゃんの部屋
|
サイトマップ
|
ホームページ
|
「ベトナムのおもいで」に戻る
「天童市の観光ガイド」は個人が開設している天童市応援サイトです。リンクはご自由にどうぞ。
広告掲載など各種お問合せは
Webサイトのご利用について
をご覧ください。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
このページに掲載されている文章や写真の無断転載を禁じます。
Copyright(C), 1997-2009 Tetsuya TAKAHASHI and "Ikechang"