天童を代表するイベントとなった「平成鍋合戦」が、天童市立天童中部小学校を会場として開催されました。「平成鍋合戦」は、山形県内や東北地方、そして外国の鍋料理を一度に味わうことができるイベントで、最初に100杯を売り切った鍋料理には「鍋将軍(なべしょうぐん)」、来場者から一番人気があった鍋料理には「鍋の局(なべのつぼね)」の称号が与えられます。今年の「鍋将軍(なべしょうぐん)」には3年連続で「庄内どんがら汁」、人気投票「鍋の局(なべのつぼね)」には2年連続で「米沢牛とろべこ汁」が選ばれました。今年は天気にも恵まれ史上最高の人手になり、会場は大盛況でした。
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本番を翌日に控えたきょう、天童温泉「滝の湯ホテル」では「平成鍋合戦前哨戦(前夜祭)」が開催されました。平成鍋合戦は毎年1月におこなわれているイベントで、会場では山形県内はもとより東北地方、そして海外の鍋料理を一度に味わうことができます。最近はあまりの人気ぶりに「せっかく並んだのに食べられなかった」という声があちこちから挙げられ、その不満を解消するために、試食会を兼ねて前夜祭のようなモノを行おうとこの「平成鍋合戦前哨戦(前夜祭)」が企画されました。
今回は「試しでやってみた」という色合いが強く、関係者を含めて80人限定でおこなわれました。会場には合計10種類の鍋料理が用意され、翌日初お披露目になる「えび汁」や「かも鍋」などをほかの人たちよりも一足はやく味見することができました。また、先頃発売された地ビールの「旬選(しゅんせん)」をはじめとした地酒は飲み放題で、開発中の「さくらんぼ紅茶」や「ラ・フランス紅茶」なども味わうこともできました。
本番の平成鍋合戦とは異なり、3,480円の会費制でおこなわれました。しかし、10種類の鍋料理を確実に食べることができて、さらに地酒が飲み放題となれば、3,480円なら安いかなという気がします。これがもう少し大規模に開催されれば、天童の物産を紹介する絶好の機会になると思います。本番の開催となる来年が、今から楽しみです。
山形−東京便を運行している全日空では、特定の9日間、日本国内の全路線を片道10,000円均一で運行することを発表しました。特定の9日間は4月17日(月)から23日(日)、5月1日(月)そして6月1日(木)で、約2ヶ月前までに予約する必要があります。このほかにも、5月5日の「こどもの日」に12歳未満の子どもの料金を一律5,000円にしたり、特定の便でおこなわれていた特別割引を全路線に採用することを発表しました。
しかしながら、廃止が危ぶまれている「山形−東京便」ではこの特別割引は採用されず、これまでよりも1,900円値上げされた片道15,000円で運行されます。「山形−東京便」のほかにも、以前から赤字が続いている「松山−東京便」といった地方路線は軒並み値上げされるようです。全日空では、これらの新しい料金体系を4月から採用します。
昨年12月に山形新幹線「つばさ」が延伸開業した際、全日空が運行する「山形−東京便」へどのくらい影響が出るのかが心配されていました。ところが、山形県の発表では、前年と比べてもあまり急激な落ち込みはしなかったそうです。平成11年12月の利用者数は6,116人、搭乗率は56.2%だそうで、ここ3年のあいだでは最も高いものだったそうです。
以前から、飛行機「山形−東京便」は企業の需要が多いといわれていました。しかしながら、山形新幹線の方が料金が安く本数もたくさんあります。長引く不況のため、企業としてはできるだけ経費を削減したいはずです。企業だけから「買い支えてもらう」というのはとても無理でしょう。今回の発表で「山形−東京便」の今後が安心されたわけではない、というのがわたしの率直な感想です。山形新幹線を新庄市まで延伸させたときのように行政側から明確な対応計画が発表されなければ、「山形−東京便」だけではなく山形空港そのものの明るい未来はないように思います。
国(自治省)では、2000年中に広域合併の組み合わせを策定するように都道府県に求めています。これを受けて、山形県では県内の広域行政のあり方について検討する懇話会を開催しました。今回の会議では、昨年11月に県民を対象としておこなわれたアンケートの結果が報告され、県民の半数が広域合併の必要性を感じていると報告されました。
アンケートは無作為に選ばれた20歳以上の3,000人を対象としておこなわれ、57.6%(1,728人)の人たちが回答しました。それによると、広域合併について「関心がある」「どちらかといえば関心がある」と答えた人は合計54.5%で、「関心がない」の33.5%を上回りました。また「一般論として県内の市町村で合併を進める必要があるかどうか」という質問については、「必要」「どちらかといえば必要」が合計50.1%で、「必要ない」「どちらかといえば必要ない」の合計35.4%を上回りました。しかしながら、広域合併の必要性について「わからない」という回答が13.0%を占めていて、合併についての説明がまだまだ不足しているのではないかという気がします。
また、合併に消極的な回答として
- きめ細かいサービスが受けられなくなる
- 地域の個性が失われる
- 中心部と周辺部での格差が広がる
という懸念も根強く、実際おこなうとなると広域合併はやはり難しい問題のようです。
天童市美術館では、企画展として「吉野石膏コレクション 吉祥画展」がおこなわれています。今回のコレクション展では、狩野探幽の「龍図」や谷文晃の「海鶴幡桃図(かいかくばんとうず)」などが展示されていて、「ハッピーマンデー」になったこの連休中には、県外からもたくさんの観光客が訪れているようでした。今回の企画展は、1月30日(日)までおこなわれています。
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- 天童市美術館 (TEL 023-654-6300)