天童市北西部の成生小学校（なりゅう・しょうがっこう）を会場にして、年に一度の「天童市総合防災訓練」が実施されました。今回はこれまでおこなわれてきた消火訓練や防災ヘリコプターによる救助訓練などに加えて、上水道の復旧作業もメニューに加わり、災害時に必要な対策が幅広く訓練されました。また、会場には阪神淡路大震災や関東大震災などを体験できる車両も用意され、多くの人たちが震度7などの大規模地震を実際に体験していました。

地区公民館では炊き出しの訓練を実施

地震を体験する車両も用意されました

＜総合防災訓練のメニュー＞ 天童市消防本部と地元消防団による消火活動 防災ヘリコプター「もがみ」による避難者救助 上水道の復旧作業 堤防が決壊した際の土嚢積み（どのうつみ） 負傷者の搬送と応急手当 炊き出し（応急給食）訓練 倒壊家屋や車両からの救助活動

　10月5日から宮崎県の都城体育文化センターで開幕した「バレーボール第2回Ｖカップ」女子の部で、天童に本拠地を置くパイオニアレッドウィングスは10月5日に「東レ」、10月6日に「東洋紡」と対戦しましたがいずれも敗れてしまい、獲得セットカウント数から3位決定戦への出場は絶望となってしまいました。　今大会では主力の齋藤真由美選手と西畑美希選手がケガから回復していないということで欠場していることが影響しているようです。10月7日には予選最終戦をシーガルズと対戦します。

＜10月5日の試合結果＞

パイオニア 0

23-25 15-25 13-25

東レ 3

＜10月6日の試合結果＞

パイオニア 2

23-25 25-22 21-25 27-25 09-15

東洋紡 3

（関連ページ）

▼パイオニアレッドウィングス

http://www.pioneer.co.jp/topec/sports/sports.html

　天童市は10月5日に開催された市議会の総務・文教経済常任委員会合同協議会の席上で、群馬県の館林市と観光物産交流に関する協定を結ぶことにしたと表明しました。調印式は10月27日（土）に館林市役所でおこなわれ、式典では天童市の「宇宙メダカ」と館林市の「宇宙ツツジ」がお互いに交換されることになっています。

　天童と館林の関係は江戸時代までさかのぼります。館林藩をのちに治める秋元氏が1768年（明和5年）から3代に渡って山形城に居城したのですが、1854年（弘化2年）には天童市の南部に位置する高擶地区（たかだま）に陣屋を置きました。そして最近では、日本人宇宙飛行士の向井千秋（むかい・ちあき）さんがともに宇宙に出かけたメダカを「天童くん」と名付けたという縁もあります。これらの縁があったことから、お互いに交流を促進するために協定を結ぶことになったのではないかと思われます。

　協定の調印後はお互いのイベントに参加したり特産品を販売したりする計画で、特産品については、天童市ではサクランボやラ・フランスなど四季の果物を館林市で販売してもらい、館林市ではうどんや冬季のキュウリなどを天童市で販売してもらいます。また、イベント参加については、毎年11月の第3日曜日に館林市文化会館でおこなわれている「産業祭」で天童の物産フェアを開催する計画で、館林は冬に天童で観光キャンペーンをおこなう予定です。天童の冬のイベントといえば「平成鍋合戦」ぐらいしか考えられませんので、2002年（平成14年）の1月にやってくるのではないかと予想されます。

　観光物産交流の協定といえば、茨城県土浦市と2000年（平成12年）12月26日に観光相互交流協定が結ばれています。ただ、土浦市と違い館林市は山形新幹線や東北自動車道1つで簡単に訪れることができますので、どちらかといえば館林市との交流の方が促進されるのではないかという気がします。

（関連ページ）

▼館林市役所

http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/

▼宇宙メダカ「天童くん」の由来（天童のニュース：平成10年10月・第3週）

http://www.ikechang.com/news/1998/9810j3.htm#981012

▼茨城県土浦市と観光相互協定を締結（天童のニュース：平成12年12月・第4週）

http://www.ikechang.com/news/2000/ne0012j4.htm#001221

　天童市西部の矢野目地区（やのめ）で、心身障害児・心身障害者福祉施設「のぞみハウス」の建設が始まりました。これは、これまで天童市南部の高擶地区（たかだま）にあった「のぞみ学園」と「のぞみ光の家」が築30年以上経ち老朽化が目立ってきていたということと、天童市身障者福祉賛助会が以前から掲げていた「福祉の里」構想を実現するために天童市が2億円以上の予算をかけて実施するもので、特別養護老人ホーム「明幸園」の近くに鉄骨平屋建て約670平方メートルの施設が2002年（平成14年）2月に完成します。今後は機能回復訓練をおこなうための地域開放型の体育館や知的障害者の更生入所施設を建設する計画もあります。

（関連ページ）

▼「福祉の里」構想（天童のニュース：平成10年10月・第3週）

http://www.ikechang.com/news/1998/9807j4.htm#980725

▼矢野目地区に「福祉の里」が誕生（天童のニュース：平成12年5月・第2週）

http://www.ikechang.com/news/2000/ne0005j2.htm#000510

▼矢野目地区に「福祉の里」が誕生（天童のニュース：平成13年2月・第4週）

http://www.ikechang.com/news/2001/ne0102j4.htm#010220

　10月5日に宮崎県の都城体育文化センターで開幕する「バレーボール第2回Ｖカップ」に、今年6月移籍した元日本代表の佐々木みき選手が出場できないことが判明しました。これはＶリーグおよびＶ1リーグの出場規程の中の「リーグ加盟チームを退部もしくは退職した選手は6ヶ月経過しないと別チームに登録できず、さらに登録受理から1年間は公式戦に出場できない」に抵触するためです。

　この規定については「移籍前後の両チームと本人との3者による同意書があればこの限りではない」という条件があるそうなのですが、佐々木選手が以前所属していた東洋紡からは同意書が提出されていないため、このような状況に陥っているようです。佐々木選手は「最も尊敬するセリンジャー監督の下でバレーをしたかった」ということからパイオニアに移籍したとのことですが、東洋紡としては「移籍せずにチームに残って欲しかった」ということで同意書を提出していない模様です。このまま同意書が提出されなければ、佐々木選手は2002年（平成14年）12月まで公式戦に出場することができなくなり、今シーズンのＶリーグにはまったく出場できなくなってしまいます。

（関連ページ）

▼パイオニアレッドウィングス

http://www.pioneer.co.jp/topec/sports/sports.html

▼パイオニア、東洋紡から新戦力を迎え入れる（天童のニュース：平成13年6月・第3週）

http://www.ikechang.com/news/2001/ne0106j3.htm#010613

　天童市南部の高擶地区（たかだま）にある菖蒲江1遺跡（しょうぶえ・いち・いせき）で、古墳時代前期にあたる4世紀ごろの集落跡が確認されました。菖蒲江というのは、高擶集落の南側に位置する水田地帯です。古墳時代前期の遺跡は山形市の今塚遺跡などいくつかありますが、山形県内では数が少なく、とても貴重な発見とのことでした。遺跡では消失した家屋を含む20棟ほどの竪穴式住居や土器、食器を収納したとみられる土抗などが発見されています。2001年10月19日（金）には山形県埋蔵文化財センターが現地説明会を開催し、土器などの出土品を展示したりして、当時の生活ぶりを紹介する予定です。

　天童で遺跡といえば天童市西部の蔵増地区にある西沼田遺跡（にしぬまた・いせき）が第1にあげられますが、そのほかにも成生地区（なりゅう）などでいくつかの遺跡が発見されています。国の史跡にも指定されている西沼田遺跡については現地に資料館を建設する計画もあるそうですが、これらの遺跡が新たな観光スポットとして整備されれば、天童の観光客アップも望めるのではないでしょうか。

（関連ページ）

▼財団法人山形県埋蔵文化財センター

http://www.yamagatamaibun.or.jp/

▼高擶地区の位置（てんどう全図）

http://www.ikechang.com/map_d1.htm

　天童が「市」になった43回目の記念日がやってきました。市役所となりの中央公民館では記念式典がおこなわれ、市勢発展のために力を尽くしてくださった木村正さん（天童市の学校医を50年間務めた）と新関弥一郎さん（天童市の学校薬剤師を30年間務めた）のおふたりに表彰状が手渡されました。

　また、これまではこの節目の日にあわせて新しい行政サービスが始まったりイベントなどがおこなわれたりしてきましたが、今年は市役所のウェブサイトがリニューアルされ、「市政への提言」のページができました。これまでは全戸に配布されるハガキなどで受けつけていましたが、インターネット経由でも利用できるよったことで、これまでよりも気軽に意見や要望を伝えることができるようになったのではないかと思います。

（関連ページ）

▼天童市役所

http://www.city.tendo.yamagata.jp/

▼「市政への提言」（天童市役所）

http://www.city.tendo.yamagata.jp/teigen01/teigen01.html