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天童のニュース(平成13年2月・第4週)  

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2001年2月25日(日)
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2001年2月24日(土)
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2001年2月23日(金) 天童温泉協同組合がスーパー誘致反対を要望
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 天童温泉の南側で開発が進んでいる鍬ノ町(くわのまち)土地区画整理事業について、先日、第17街区の地権者がスーパーマーケット誘致の予約契約をしたと報道されました。これに対して、天童温泉協同組合はスーパーマーケットの誘致に反対し、この誘致に代わる案を求める要望書を天童市長に提出、市議会には請願を提出しました。

 遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は、市長になった前々回の選挙で鍬ノ町地区を「緑あふれる空間」として開発することを公約に掲げていました。鍬ノ町は、当初ジャスコ系列の民間デベロッパー(開発業者)によって一大商業地として開発される計画でしたが、その後の市長選挙で「商業地として開発する」前市長と「計画を白紙撤回する」現市長との一騎打ちになりました。そして選挙戦の結果、現在の市長が当選し、鍬ノ町開発は一度白紙に戻し地元資本による観光開発をすすめることとなりました。それが、時を経て再び商業地として開発されることになってしまったため、公約違反だという批判が出てくることになってしまいました。鍬ノ町地区には天童温泉の源泉があります。そのため、温泉組合は「開発によって湯量が減少・枯渇する恐れがある」として当初から開発そのものに反対してきていました。また、商業地として開発されると既存商店街が衰退する恐れがあるという点からも、開発に反対する意見が出ていました。

 温泉組合は、スーパーマーケット誘致の撤回を条件として、温泉組合が独自に公衆浴場を建設してもいいとコメントしてます。しかしながら、地権者側は予約契約を済ませていることと、何を誘致しても文句は言わないと市役所が約束しているとして、契約を破棄する考えがないことを表明しています。市役所と地権者と温泉街の三者のもつれ合いは、まだしばらく続きそうです。

(関連ページ)
▼鍬ノ町の地権者がスーパーを誘致(天童のニュース:平成13年2月・第3週)
http://www.ikechang.com/news/2001/ne0102j3.htm#010213
▼天童温泉周辺・鍬ノ町地区の地図
http://www.ikechang.com/navi0.htm#MAP
2001年2月22日(木) 高擶夜行念仏が天童市の無形民俗文化財に
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 天童市文化財保護審議会は、「高擶夜行念仏」(たかだま・やぎょう・ねんぶつ)を無形民俗文化財として指定するように天童市教育委員会に答申しました。「高擶夜行念仏」は、天童市の南部に位置する高擶地区に古くから伝わる伝統行事で、「高擶講中」(たかだま・こうちゅう)とも呼ばれています。もともとは旧暦の7月7月におこなわれる行事でしたが、現在は毎年8月6日の夕方から8月7日にかけておこなわれています。講中(参加者)は高擶地区の南西部にある安楽寺(あんらくじ)でお坊さんからお経を唱えてもらったあと、夜行念仏碑(よねぶつひ)の前で笠かぶりの儀式をおこない、午後5時ごろに観光地として有名な山寺へ向かいます。そして山寺に到着したあとには、立石寺(りっしゃくじ)にある寺院や旧跡などを念仏を唱えながらまわり、最後に奥の院(おくのいん)まで登って念仏を奉納します。

 こういった講中は過去には山形県内にも数多くあったそうで、山寺へ向かうものもたくさんあったそうです。当時は高擶の講中がやってくるとほかの講中が道を譲り、山寺へ登ったあとでないとほかの講中はあがっていかなかったというほど権威があったと歴史書に記されています。

 高擶夜行念仏がいつから始まったのかは分かっていませんが、記録によると、江戸時代の享保年間(1716年〜1736年)に復興したようです。その後、明治時代には活動を中止したものの、大正時代に入ってから復活して現在まで続いています。高擶地区は大きく分けると高擶北(たかだまきた)と高擶南(たかだまみなみ)の2つの地区に分けられますが、いつの頃からか、高擶北では獅子踊を、高擶南ではこの夜行念仏を伝承していくようになったのだそうです。平成12年12月には、文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択」を通知されていました。

(関連ページ)
▼伝統の高擶獅子踊りが奉納(天童のニュース:平成12年8月・第4週)
http://www.ikechang.com/news/2000/ne0008j4.htm#000822
▼安楽寺の位置(天童市南西部の地図)
http://www.ikechang.com/map_d1.htm
▼山寺の位置(天童市南東部の地図)
http://www.ikechang.com/map_d3.htm
2001年2月21日(水)
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2001年2月20日(火) 天童市の平成13年度予算が内示
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 天童市は、平成13年度の当初予算を市議会に内示しました。一般会計の総額は189億2,000万円で、平成12年度の当初予算と比べて0.9%の伸びになりましたが、市税収入については長引く景気の低迷などから前年比0.8%減の76億5,600万円を計上しています。歳入が減るため預金にあたる様々な基金を取り崩して対応しますが、平成13年度末の市債の残高はさらに増えて196億7,000万円となってしまいます。

 歳出については、主な新規事業として天童南部小学校の増築、心身障害者福祉施設と特別養護老人ホームの整備などがあげられています。借金を返すために充てられる公債費は、平成12年度に引き続いて繰上償還をおこなうため6.9%増えて24億5,000万円となり、公債費比率も幾分あがって14.6%となる見込みです。


<平成13年度における主な新規事業(事業費順)>
天童南部小学校校舎増築事業
2億7,506万8,000円

心身障害児・者福祉施設整備事業(のぞみハウス移転改築)
2億1,161万3,000円

特別養護老人ホーム「あこがれ」施設整備事業費補助金
1億3,036万1,000円
2001年2月19日(月) 寒中挽抜蕎麦の乾麺がおみやげとして登場
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 天童市麺類食堂組合では、天童織田藩が将軍家に献上していた寒中挽抜蕎麦(かんちゅう・ひきぬき・そば)を平成11年(1999年)に復活させました。天童織田藩は織田信長(おだ・のぶなが)の次男・織田信雄(おだ・のぶかつ)を始祖とする藩で、第11代藩主の織田信学(おだ・のぶみち)の時代に、寒中挽抜蕎麦を将軍家に献上したと歴史書に記されています。

 今回の乾麺は、天童の新しいおみやげ物として開発されたもので価格は1,500円(税別)、200グラム入りの袋が5つ入っています。袋には天童織田藩の家紋や由来が記されていることから、天童のおいしい蕎麦(そば)と歴史を一度に知ってもらうことができる絶好の商品となりました。寒中挽抜蕎麦は、天童市観光物産協会でも取り扱っています。

(関連ページ)
▼将軍家献上の寒中挽抜蕎麦を織田信長に奉納(天童のニュース:平成13年1月・第3週)
http://www.ikechang.com/news/2001/ne0101j3.htm#010117
▼天童市観光物産協会(てんどうナビゲータ)
http://www.ikechang.com/navi4.htm

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