天童市の出羽桜酒造が、韓国のソウルに向けて日本酒の輸出を始めました。今回輸出されているのは、純米吟醸酒の「出羽燦々」720ミリリットル瓶およそ250本です。3月下旬に船便でソウルに発送し、現地の輸入業者「日本酒コリア」を通して日本食レストランやホテルなどを中心として納入されています。今年4月から山形県ソウル事務所が開設されましたが、5月19日にソウルのロッテホテルでおこなわれる開設記念式典でも鏡開き用途して使われる予定です。
日本酒の輸出には高い関税がかかるため、ソウルでの店頭価格は日本国内のおよそ5倍程度になってしまうそうです。日本でいえば、洋酒が高級品だった少し昔の頃のイメージでしょうか。このような理由もあってまだまだ日本酒のシェアは低いのですが、日本食の普及や高級志向によって、将来的には年間2300本ほどの輸出を見込んでいうそうです。
出羽桜酒造では、上海など中国の主要都市へも販路を拡大する計画です。2005年4月までに中国国内での商品登録申請が完了しており、7月ごろから輸出を始める計画だそうです。
- (関連ページ)
- ■出羽桜酒造、アラブ首長国連邦に日本酒を初輸出 (2005.01.06)
- http://www.ikechang.com/news/2005/ne0501j2.html#050106
- ■天童のニュース:出羽桜酒造
- http://www.ikechang.com/news/dewazakura.html
大阪府立体育会館で開催されている「天皇杯・皇后杯第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会」第6日目、パイオニアレッドウィングスは決勝トーナメント4回戦(決勝戦)でVリーグ5位のシーガルズと対戦しました。Vリーグで惜敗したNECレッドロケッツを破った相手との試合でしたが、終始パイオニアが力で押していく形で試合が進み、セットカウント3対0のストレートで勝負を決めました。パイオニアレッドウィングスは、2003年に続いて黒鷲旗2回目の優勝となります。
パイオニアレッドウィングス 3 |
25-19 25-18 25-20 |
シーガルス(岡山県) 0 |
試合後に発表された個人賞では、フランシーヌ・フールマン選手が最高殊勲賞を受賞、ベスト6にフールマン選手と栗原恵(くりはら・めぐみ)選手が選ばれました。また、最も活躍した選手をファン投票で選ぶ「クロッキー賞」では、1位に佐々木みき選手、2位に栗原恵(くりはら・めぐみ)選手が選ばれました。
アリー・セリンジャー監督のコメント
- 庄司夕起(しょうじ・ゆき)と栗原恵(くりはら・めぐみ)の2選手が、初めて体験する決勝の大舞台でいいプレーをした。本体会は出場していない榛澤舞子(はんざわ・まいこ)など、若く有望な選手もいる。この勝利で、われわれのチームは未来に向け、新たな一歩を踏み出した。
- 勝つことは、いつも新鮮で、興奮できる。まるでスカイダイビングをするような気分。心配事も何もかも、勝てた達成感で乗り越えられる。
- 5年前にパイオニアの監督に就いた時、「山形をバレーボールのメッカにする」と誓った。日本一にもなり、今は国内で一番強いチームになった。
- Vリーグは勝てなかったが、黒鷲旗で勝てた。もちろん、妻も喜んでくれるだろう。
- 栗原恵(くりはら・めぐみ)選手のコメント
- 不安もあったし、いろいろな思いがあって迎えた試合。絶対、勝とうと思っていた。
- 佐々木みき選手のコメント
- 栗原にとって、今までの我慢は無駄でなかった。
今回の大会では、Vリーグで出場機会に恵まれなかった庄司夕起(しょうじ・ゆき)選手と栗原恵(くりはら・めぐみ)選手の活躍が目立ちました。特に栗原選手については、Vリーグ規程によって試合に出場できない状態が続き、実に8ヶ月ぶりの公式戦出場となりました。現在主将を務めている佐々木みき選手もパイオニアに移籍した際には同様の経験をしていることから、栗原選手にとっては大きな心の支えになったのではないかと思います。
決勝点はチームみんなからのプレゼントだったようです。あと1点という場面で、内田役子(うちだ・ゆきこ)選手が「最後は(トスを)上げるよ」「余計なことは考えずに自信を持って打てばいい」と栗原選手に声を掛けたそうです。自らの得点で優勝を決めたあと、目に涙をたたえた栗原選手をニュースなどでご覧になった方もいらっしゃると思います。非常に印象的なシーンでしたが、NECからの電撃移籍、そしてパイオニアに入団してからの日々で経験した様々な思いがこみ上げてきたのでしょう。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
- ■パイオニア、佐々木選手の公式戦出場が不可能 (2001.10.03)
- http://www.ikechang.com/news/2001/ne0110j1.htm#011003
大阪府立体育会館で開催されている「天皇杯・皇后杯第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会」第5日目、パイオニアレッドウィングスは決勝トーナメント3回戦(準決勝)でVリーグ6位の久光製薬スプリングスと対戦しました。前日の武富士戦ではリズムの乱れがありましたが、この日は第1セットからパイオニアのペースで試合が進み、セットカウント3対0のストレート勝ちで決勝進出を決めました。
パイオニアレッドウィングス 3 |
25-15 25-13 25-19 |
久光製薬スプリングス(佐賀県) 0 |
この日の第1セットでは、佐々木みき選手がレフトからの強打やバックアタックを決め、パイオニアらしい「力のバレー」を序盤から目にすることができました。そして第2セットでは内田役子(うちだ・ゆきこ)選手が相手チームを乱すようなサーブをしかけると、すかさず吉原知子(よしはら・ともこ)選手がライトから攻撃をし、7連続得点を決める場面もありました。第3セットは一時的に一進一退となりましたが、13対16から栗原恵(くりはら・めぐみ)選手の強打などで9連続得点を決め逆転し、試合を決定づけました。
- 佐々木みき選手のコメント
- チームが良い形で勝てて、持ち味も出せた
- 栗原恵(くりはら・めぐみ)選手のコメント
- 周りに生かしてもらっている
- アリー・セリンジャー監督のコメント
- メグ(栗原恵選手)の加入によってレフトが強化され、サーブ力も向上した。あすの決勝は、みんなの動きがさらに良くなる。
5月5日の決勝戦はシーガルズと対戦します。シーガルズというと「なぜか勝てない相手」というイメージがつきまといますし、今季Vリーグで優勝したNECレッドロケッツを破って決勝進出を果たしています。しかし、パイオニアは日ごとに調子が上がってきていますし、栗原選手の加入などでパイオニアの戦力も変わってきていますので、きっと優勝を成し遂げてくれるでしょう。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
大阪府立体育会館で開催されている「天皇杯・皇后杯第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会」第4日目、パイオニアレッドウィングスは決勝トーナメント2回戦(準々決勝)でVリーグ7位の武富士バンブーと対戦しました。第1セットをジュースの末に決めたものの、第2セットはスパイクミスなどで落とし、その後のセットもリズムが乱れて接戦となりましたが、地力に勝るパイオニアがセットカウント3対1でなんとか逃げ切りました。
パイオニアレッドウィングス 3 |
29-27 20-25 25-22 25-23 |
武富士バンブー(埼玉県) 0 |
<アリー・セリンジャー監督のコメント>
- 栗原恵(くりはら・めぐみ)選手と庄司夕起(しょうじ・ゆき)選手について
- 目を見張るプレーもあればミスもあり、安定感に欠けている。メンタルのバランスをどう取るかも大事だ。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
大阪府立体育会館で開催されている「天皇杯・皇后杯第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会」第3日目、パイオニアレッドウィングスは決勝トーナメント1回戦で愛知県のトヨタ車体と対戦しました。第1セット始めは相手チームと競り合う場面が見られましたが、その後は吉原知子(よしはら・ともこ)選手や栗原恵(くりはら・めぐみ)選手のブロックポイントなどでリードを広げ、セットカウント3対0のストレート勝ちを収めました。
パイオニアレッドウィングス 3 |
25-18 25-19 25-16 |
トヨタ車体(愛知県) 0 |
<アリー・セリンジャー監督のコメント>
- V1リーグのトヨタ車体相手に苦戦した点について
- まだ寝ているというか、みんなが集中しきれていない。
- 佐々木みき選手のバックアタックが続けてブロックされた点について
- ちょっとスピードが足りなかったね。
- 今後のパイオニアについて
- (決勝に向けて)ピークを合わせている。勝ち進むにつれて、調子は上がってくるはずだ。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
大阪府立体育会館で開催されている「天皇杯・皇后杯第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会」第2日目、パイオニアレッドウィングスは神奈川県のPeachと対戦し、セットカウント3対0のストレート勝ちをおさめました。これによりパイオニアはB組1位となり、決勝トーナメントへの進出を決めました。
パイオニアレッドウィングス 3 |
25-11 25-8 25-11 |
Peach(神奈川県・地域推薦) 0 |
前日のインタビューで「展開によって、Vリーグに出る機会のなかった選手にもチャンスを与えたい」とセリンジャー監督がコメントしていたとおり、この日は第2セットから佐々木みき選手と吉原知子(よしはら・ともこ)選手を温存し、代わりに西畑美希(にしはた・みき)選手、高橋牧子(たかはし・まきこ)選手、荒木麻里(あらき・まり)選手などが活躍しました。
- 荒木麻里(あらき・まり)選手のコメント
- (右指骨折から復帰を遂げ試合に出場し)楽しかった。
- 吉田実代(よしだ・みよ)選手のコメント
- (若手の活躍を見て)雰囲気にのまれず、落ち着いてやっていた。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html