天童市内の警察官OBが、「安全・安心サポーター制度」を10月28日に発足させました。これは、警察官OBの経験や知識を安全・安心のまちづくりに活かそうと天童地区警親会と天童警察署が企画したもので、山形県内では2005年12月に発足した山形地区に続いて2ヶ所目となります。
「安全・安心サポーター制度」の支援内容
- 大規模な警衛・警備が実施される際の空き交番の支援
- 通学路などでの悪質な声かけ事案発生時の防犯パトロール
- 大規模災害発生時における情報提供
- 交通安全・地域安全運動などのイベントへの参加
- 通学路周辺での交通安全街頭立哨活動 など
これらの活動の多くは天童地区警親会として行ってきていますが、改めて制度化することで支援態勢を確立するねらいがあります。サポーター制度に登録した43名は、今後、警察署長の要請に応じて支援・協力を行うことになります。
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- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
天童温泉の女将さんたちの団体「お駒会(おこまかい)」が、天童温泉観光センターで勉強会を開催しました。講師には山形新幹線「つばさ」の車内販売で「カリスマ販売員」と呼ばれている日本レストランエンタプライズの斎藤泉さんをお招きし、乗客に対する心遣いの秘訣などについて学びました。山形新幹線が東京と山形を1往復するあいだ、ふつうの販売員の売上げは7万円から8万円だそうですが、「カリスマ販売員」の斎藤さんの売上げは30万円ほどにもなるそうです。この秘訣について、斎藤さんは「乗客に少しでも心地よくして欲しいと思い、それを行動しているだけ」と紹介しました。乗客が興味を示した時にタイミングを外さないよう心がけているそうです。
「○○いりませんか〜?」という声に対して、目を動かさなくてもなにかしらの反応があった乗客には、そばを通り過ぎる際に「○○どうですか?」とささやくように尋ねるのだそうです。さらに、通り過ぎてからも振り向いて、もう一度確認するそうです。斎藤さんは「乗客は気づいてもらうのを待っている。アンテナを高くすることが大切」と説明しました。
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- ■天童のニュース:天童温泉
- http://www.ikechang.com/news/news970.htm
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記念碑はJAてんどうフルーツセンターのそばに |
天童市山口の伊藤義左衛門家で、明治の文豪・福沢諭吉が贈ったとみられる書幅や印刷物などが発見されました。伊藤義左衛門家は、代々庄屋を務めた名家です。江戸時代後期から明治時代初期にかけては、私財を投じて現在の原崎沼を造成するなど開田事業を行い、水利の悪かった山口村に米づくりを広めました。
その伊藤義左衛門家に養子として迎え入れられ第14代当主となったのが義左衛門宜七(ぎしち・1869〜1936)で、1887年(明治20年)から1890年(明治23年)まで慶応義塾で学び、福沢諭吉の高弟として親交を深めました。交流は宜七が山形に帰ってからも続き、1897年(明治30年)に伊藤家の開田事業の達成を記念した「山口村開田記念碑」を建立する際に、碑文の作成を福沢諭吉に依頼しています。そして、それを快諾した福沢諭吉が送った自筆の原稿や、文字数を調整するために諭吉が手直しした文書などが今も残っているそうです。
今回新たに発見されたものは、福沢諭吉の自筆と見られる書幅や写真、署名本、印刷物などです。これらは、セイコー名誉会長の服部礼次郎氏が理事長を務める「福沢諭吉協会」が10月29日に訪問することになり、第18代当主にあたる伊藤義彦さん(63歳)が2週間ほど前に蔵などを整理しているときに発見したそうです。書幅には福沢諭吉の教え「公徳従私徳(公のルールの前に、個人のモラルが大事)」の文字が記され、「三十一谷人」という諭吉が使っていた落款が押されています。また、1897年に諭吉から贈られた書物「福沢全集緒言」や「福翁百話」には、「今は上製本がないので、これで勘弁してほしい」という一筆があり、宜七と諭吉の親密さがうかがえます。
服部礼次郎・理事長は「いずれも貴重な資料ばかりで驚いている。石碑も保存措置を施すべき文化的遺産」とコメントしています。地元・山形新聞では、このニュースを第1面とウラの第24面に写真入りで大きく取り上げています。これだけ大々的に報道されてしまうと、泥棒がやってきやしないかと心配してしまいます。
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- ■天童のニュース:観光施設・文化財
- http://www.ikechang.com/news/news910.htm
バレーボールVリーグのパイオニアレッドウィングスが、今季から新たに加入する外国人選手を発表しました。新戦力はドミニカ共和国代表のセンター、ユデルキス・バウティスタ選手(31歳)で、11月17日付で入団することになっています。バウティスタ選手は1997年(平成9年)から1999年(平成11年)まで、当時実業団リーグに加盟していた東北パイオニアバレーボール部に所属していました。そして、その後はイタリアやスペイン、ロシアなどでプレーを続け、現在はドミニカ共和国の代表チームの一員として世界選手権に参加しています。
- 吉田敏明(よしだ・としあき)監督のコメント
- 高さのあるセンタープレーヤー。速攻だけでなく、緩く高いトスも打てる。(対談したフランシーヌ・)フールマンと似ているところがあり、彼女同様、活躍を期待している。
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- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
バレーボールVリーグのパイオニアレッドウィングスが、東北パイオニア体育館でドミニカ共和国の代表チームと親善強化試合を行いました。試合は5セットマッチの変則ルールで行われましたが、格の違いを見せつけるようにドミニカチームがセットカウント3対1でパイオニアを下しました。パイオニアは栗原恵(くりはら・めぐみ)選手が骨折のために試合に出られませんでしたが、代わりに今野加奈子(こんの・かなこ)選手の活躍が目立ちました。昨年のVリーグでは1試合しか出場機会がありませんでしたが、今回の試合ではフルセット出場し、2桁得点を挙げています。吉田敏明(よしだ・としあき)監督も「著しく伸びている」と高い評価を与えています。
パイオニアレッドウィングス 1 |
17-25 21-25 25-20 20-25 |
ドミニカ共和国代表 3 |
- 今野加奈子(こんの・かなこ)選手のコメント
- きょうは楽しんでプレーできた。使ってもらえるなら少しでもチームに貢献できるようにしたい。
10月28日(土)には、東北パイオニア体育館でファンの集いが開催されます。このときにもドミニカチームとの試合が行われる予定ですので、バレーボールファンならずとも一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
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- ■パイオニア、ファンの集いを開催 (2005.10.10)
- http://www.ikechang.com/news/2005/ne0510j5.html#051029
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
天童市消防本部に最新式の救助工作車が導入されました。10月24日に行われた引渡し式には関係者およそ30名が出席し、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長が安喰順一(あじき・じゅんいち)消防長にカギを渡し「操作を熟知し、災害時には十分威力を発揮できるよう備えて欲しい」とあいさつしました。
新しい救助工作車は、これまでのものが老朽化したために導入されたもので、車体の前後のウインチや、2.9トンの重量物を9.4メートルまで吊り上げられるクレーン、屋上上昇式メタルハライド照明、画像探査機、熱画像直視装置、夜間用暗視装置など、さまざまな装置が備えられています。
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- ■天童のニュース:消防・防災
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
東北パイオニアが、ベトナム工場の建設が完了し本格稼動をはじめたと発表しました。ベトナム工場は、首都ハノイの近郊にあるハイフォン市に造成された野村ハイフォン工業団地にあります。この工業団地は日本の野村グループが7割、ハイフォン市が3割の出資比率でつくられたもので、東北パイオニアは87,560平方メートルの敷地を確保しています。工場は2006年1月から暫定稼動していて、およそ1000人の従業員が、携帯電話用の高品質スピーカーの生産を手がけています。東北パイオニアの海外生産拠点は、中国・上海、タイ、メキシコに続き4カ国目になります。
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- ■天童のニュース:東北パイオニア
- http://www.ikechang.com/news/touhoku-pioneer.html