モンテディオ山形の来シーズンの後援会年会費が、1万円から6000円に値下げされることが発表されました。これは、モンテディオ山形を運営する山形県スポーツ振興21世紀協会が10月19日に開いた臨時総会で決まったもので、名称も「後援会」から「ファンクラブ」に変更されます。
会員数はJ1昇格争いを演じた翌シーズンの2002年に記録した5576人が最高で、その後は次第次第に減少していました。そこで会員数増加のため、これまで大人1人1万円だった年会費を6000円に値下げし、さらに新たな「ファミリー会員」で家族は1人2000円で入会できるようになります。
また、会員特典として10枚の無料指定招待券が配布されていましたが、これが1枚だけに改められます。回避の値下げによって、今年の会員数で試算するとおよそ1500万円の減収になってしまいますが、「値下げにより入会者数の増加を見込んでいる。また、今回減らした無料招待券の分が、有料入場者に転向すれば十分にカバーできる」と説明しています。
ファンクラブ入会に際しては早期割引サービスがあって、今年中に申し込みすれば2割引の4800円で、来年1月までに手続きをすれば1割引の5400円で入会することができます。招待券は1枚だけになりますが、会員になると当日でも前売り料金で試合を観戦することができますし、さらにお得なシーズンチケットを購入することができます。とりあえず、いま会員になっている方は、まわりのお友達を誘って手続きをしましょう!
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- ■天童のニュース:モンテディオ山形
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
天童市塚野目(つかのめ)の天童市農協ラ・フランスセンターで、初出荷式が開催されました。ラ・フランスは西洋ナシの一種で、将棋駒とおなじく、天童市が全国一の生産量を誇っています。この日に出荷されたラ・フランスは、早期追熟させるためにエチレンガス処理を施した5キロ箱・5000ケース、合計25トンです。天童市農協によると、今年の天童産ラ・フランスは近年にないほどの着果数があり、当初は大豊作を期待していたそうです。しかし、9月にやってきた台風9号によって半数以上の果実が落下してしまい、集出荷量は当初計画の2600トンから1400トンに下方修正されました。しかし、全体的には糖度は高く玉伸びも良いため、品質は上々だそうです。山形県の制度「山形セレクション」にも認定されている厳選商品「スーパーラフ」(糖度14度以上、大きさ2L以上)はおよそ60トンの出荷が見込まれています。
関係者およそ80名が出席した式典では、新関義平(にいぜき・ぎへい)組合長は「春のサクランボ不作に続く9月の台風被害は非常に残念だが、この厳しさをみんなで乗り越えていかなければなrない。センターの機能をフル活用して、安全安心なラ・フランスを消費者に届けていこう」とあいさつしたあとテープカットが行われました。
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- ■台風9号、強風と大雨で甚大な被害に (2007.09.19)
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0709j2.html#070907
- ■天童のニュース:ラ・フランス
- http://www.ikechang.com/news/lafrance.html
10月11日から10月20日までの全国地域安全運動に合わせて、10月17日に天童警察署が地元の高校生を「一日警察官」に委嘱しました。佐川範夫(さがわ・のりお)署長から委嘱状を手渡されたのは天童高等学校2年の山下朋樹さんと工藤詩穂さん、山形電波工業高等学校3年の土屋光志さん、2年の東海林知輝さんの4名です。警察官の制服姿になった4名は天童市役所を訪問し、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長に運動の重点項目を盛り込んだメッセージを伝えました。そして、JR天童駅と高擶駅では、学校の生徒や防犯団体関係者、天童警察署の署員などおよそ80名とともに、犯罪防止を呼びかけるチラシや手作りのしおりを配布しました。
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- ■天童のニュース:できごと全般
- http://www.ikechang.com/news/news110.htm
- ■天童のニュース:教育
- http://www.ikechang.com/news/education.html
全国技能士連合会の「全技連マイスター」に、「家具製作」として天童木工で組立班長を務めている永沢義男さん(50歳)と「婦人子供服製造」として洋装たかはしの代表を務めている高橋良人さん(51歳)のおふたりが選ばれました。全技連マイスターは2003年度に創設されたもので、1級技能士など優れた技能を持ち、伝承にも積極的に取り組んでいる豊富な実務経験と指導実績を持つ技能士が対象となるものです。今年は永沢と高橋さんのほかに2名の方が山形県内から選ばれ、10月16日に山形県立職業能力開発専門校で認定証の伝達式が行われました。
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- ■天童のニュース:いろんな人々
- http://www.ikechang.com/news/news170.htm
- ■天童のニュース:商工業
- http://www.ikechang.com/news/news150.htm
山形県庁で開催された山形県・市町村行政懇談会において、斎藤弘(さいとう・ひろし)山形県知事は市町村合併について触れ、「必要不可欠であり今こそ英断の時」として合併推進を強く訴えました。「進展がなく、いたずらに時を経るのは住民にとって得策ではない」「何もせずに5年、10年というのは取るべき選択ではない。いずれ必要というのであれば、判断すべきだ」と、以前から機会があるたびに主張してきた持論を改めて公の場で発言した形になります。
さらに、先に合併を果たしている鶴岡市、酒田市、庄内町の事例を基にして合併の主な効果について説明が行われました。しかし、これに対して市川昭男(いちかわ・あきお)山形市長は「合併にはデメリットもあるだろう。それをどう克服したかについても示して欲しい」と要望しました。また、岡崎賢治(おかざき・けんじ)東根市議会議長は「(消防やごみ処理などの)広域行政を考えると、ニュアンスの違いがあり、だから議論が進まない」と、山形県が示した市町村の合併パターンについて指摘しました。これに対して、斎藤知事は「構想の組み合わせが、すべてとは全く思っていない。地域の方々の判断することと考えている」と回答しました。
総合的に判断すると、メリットだけが強調された、上から物申す印象の強い会議だったように思われます。山形県が配布している合併に関するパンフレットには、いまそれぞれの自治体で抱えているさまざまな問題が合併することですべて解決するようなことがうたわれています。しかし、東根市議会議長が発言したように、合併せずとも広域行政制度によって課題を解決する方法がありますし、事実、多くの自治体では、ごみ処理や消防業務などについて複数の自治体が連携することによって対応しています。合併推進については、地元の意向というよりも、県や国の都合が見え隠れしているようにしか思えません。
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- ■天童のニュース:広域合併(山形県の動き)
- http://www.ikechang.com/news/news740.htm