天童市芳賀土地区画整理組合(てんどうしはがとちくかくせいりくみあい)の第1回総会が、市立高擶公民館(たかだまこうみんかん)で開催されました。芳賀土地区画整理事業は、天童市として19番目、組合施行では12番目の区画整理事業です。JR天童駅から南へおよそ2キロメートルの場所で、南小畑(みなみおばた)土地区画整理事業と、JR奥羽本線をはさんで天童南部土地区画整理事業から囲まれたおよそ73ヘクタールの田園地域です。
地権者198名のうち委任状を含めて150名以上が出席するなか、来賓の遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は「少子化時代を迎え、人口の減少傾向は免れない中、天童市が継続して発展していくには土地区画整理事業は不可欠。歴史に残る事業となるよう、市も全力で支援していく」とあいさつしました。事業期間は2007年(平成19年)から2016年(平成28年)までの予定で、2009年(平成21年)には仮換地指定を経て造成工事を開始し、早ければ翌2010年(平成22年)から保留地処分を開始する計画です。
天童市芳賀土地区画整理組合の役員に選ばれた18名のみなさん |
芳賀地区の宅地造成へ向けた動きは、2000年(平成12年)から始まります。当時は組合施行で南小畑(みなみおばた / 34.39ha)、天童南部(てんどうなんぶ / 48.15ha)、北目(きため / 24.76ha)、市施行で老野森(おいのもり / 6.32ha)、鍬ノ町(くわのまち / 29.65ha)といった複数の区画整理事業が同時に施行されていました。
2000年(平成12年)5月24日、地権者から市議会に対して、芳賀地区の市街化区域編入について請願書が出され、6月定例会で採択されました。その後、山形県や農林水産省、国土交通省とさまざまな協議が継続して行われました。今年に入り、地権者らが2007年(平成19年)5月18日に組合設立準備委員会を発足、いろいろな事務手続きを経て2007年(平成19年)8月20日に都市計画決定が公告、国から区画整理事業のゴーサインが出されました。そして、2007年(平成19年)11月1日に組合設立認可申請を提出、2007年(平成19年)12月10日付けで設立認可がおり、この日の第1回総会を迎えました。
総会では理事や監事などの役員選出や本年度の事業計画などについて議事が行われ、すべて原案通り可決されました。理事長に選ばれた土屋健吾(つちや・けんご)氏は「みなさんの協力を得ながら、立派なまちづくりを成功させたい」とあいさつしました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:芳賀土地区画整理事業
- http://www.ikechang.com/news/haga.html
- ■天童市都市計画審議会、芳賀地区の市街化区域編入を承認 (2007.02.06)
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0702j2.html#070206