「第31回おくのほそ道天童紅花まつり」が、6月30日(土)から7月8日(日)の日程で始まりました。会場の「じゃがらむら」がある上貫津(かみぬくづ)地区は、山形県天童市の東部に位置する、天童温泉から車で10分ほどの山あいの地域です。
午前9時30分からの開会セレモニーに続き、地元の津山小学校の5・6年生が湯の上太鼓を披露し、イベントが幕を開けました。「じゃがらむら」から歩いて3分のところにある紅花畑には、およそ10アールの面積に、時期をずらして開花するように紅花が植えられています。
期間中の土日には、一般社団法人天童市観光物産協会が売店を設け、紅花油や紅花若菜入りめんなど、紅花にちなんだお土産物のほか、かき氷や冷たい飲み物を販売しています。また、紅花すり染めや紅花リップクリーム作りなどが、ワンコインの500円で体験することができます。
黄色い花を咲かせる最上紅花(もがみべにばな)
紅花の蜜を吸うモンシロチョウ
黄色いベニバナに交じって白い色のベニバナも咲いています
青い空と白い雲と黄色い紅花
期間中の土日に限って、(一社)天童市観光物産協会が売店を設置
山形のソウルフード・玉こんにゃく
串に刺した玉こんにゃくは、からしをつけて食べます
ふわふわのかき氷は、さくらんぼ味もあります(写真はいちご味)
冷た〜い「紅花蕎麦の実茶」がセルフサービスで試飲できます
特設売店では、紅花油や紅花若菜めんなど、紅花にちなんだお土産品も販売
天童商工会議所が開発したお土産品も販売
ワンコイン500円で紅花リップクリーム作り体験ができます
紅花すり染め体験もワンコイン500円です
型紙からはずすと、鮮やかな黄色い模様が出てきます
酢酸につけて色素を定着させると、赤く発色します
開会式で、紅花入りのお菓子をPRする山形学院高校の生徒たち
紅花の花びらと若菜が入った「紅花と若菜のクッキー」
開会セレモニーのあとに紅花入りクッキーをプレゼントしました
松尾芭蕉が句に詠んだ紅花を楽しむ「おくのほそ道天童紅花まつり」が30日、天童市の上貫津紅花畑で始まった。「山寺が支えた紅花文化」が日本遺産に認定された7市町でトップを切っての祭りになる。
貫津紅花栽培組合(遠藤貢組合長)、過去最多の10団体による紅花メイトが育てた約70アールの畑は先週から咲き出し、鮮やかなオレンジ色の花が広がっている。紅花畑に来るのは初めてという同市東芳賀の高橋夏美さん(25)、宮城県登米市の千葉優さん(25)は「感動するほどきれいだけど、とげが痛い」と話した。
開園式では、津山小児童が「湯の上太鼓」を元気に披露した。紅花を見て、染めて、食べるのが天童流で、山形学院高の生徒が特製の紅花クッキーを配ったほか、仮設テントの紅花染め、ミニリース作りの体験コーナーが人気を集めた。
8日まで。1日午前9時半から、写真コンテストを兼ねた撮影会が開かれる。
[山形新聞]紅花 見て食べて まつり開幕
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