山形県天童市の「おくのほそ道 天童紅花まつり」は新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため中止となりましたが、ベニバナは咲き始めてます。天童温泉から車で10分ほどのところにある上貫津(かみぬくづ)地域の紅花畑は、時期をずらして種まきされているため、7月中旬まで次々に見頃を迎えます。
紅花畑から通称「スーパー農道」を山寺方面に向かうと、「芭蕉の句碑」があります。目印は日本遺産のノボリ旗。現地には、松尾芭蕉が山寺に向けて歩いた古い道路もあり、訪れた時は雉(キジ)が駆け抜けていきました。
見頃を迎えた天童市上貫津の紅花
上貫津(かみぬくづ)は天童温泉から車で10分
見頃を迎えた上貫津の紅花畑
スーパー農道沿いにある「芭蕉の句碑」
まゆはきの句碑
日本遺産山寺と紅花「芭蕉の句碑」
芭蕉句碑の解説版
芭蕉が歩いた道を駆けていく野生の雉(キジ)
芭蕉が歩いた道を駆けていく野生の雉(キジ)
上貫津集落の入り口の各所にも紅花が植えられています
お祭りはないけれど、紅花は今年もきれいに咲きました―。天童市貫津にある龍神の里じゃがらむらの紅花畑で、例年より早く紅花が見頃を迎えている。
畑では毎年「おくのほそ道天童紅花まつり」が開かれてきたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため開催を見送った。畑を管理する貫津紅花栽培組合の遠藤貢組合長(71)は「こればかりは仕方がない」と話しながらも、「紅花は例年より1週間ほど早く咲き始めた。畑の入場規制はしていないので楽しんでほしい」と語る。
“県の花”紅花の栽培は当初、1992年の「べにばな国体」に花を添えようと県総合運動公園近くでスタート。後に「そば処(どころ)・龍神の里じゃがらむら」の少し北にある現在地に畑を移した。看板が掲げられ、数台分の駐車場もある。
現組合員は13人。80アールを10団体が区分けして育てている。最も早い種まきは3月下旬。その後は時間差を設けて1週間おきに種をまくことで、6月下旬から切れ目なく花が咲くという。
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