画像:天童市の観光ガイド タイトル
感想 (最終更新:2001年5月14日)
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武者行列 / 戦勝祈願 / 観光客 / 解説者 / 和太鼓合戦
物産展(1) / 物産展(2) / 会場の様子 / 信長公合戦絵巻 / 感想



以下は勝手な感想です。


<良くなったなぁと思った点>
いくつか新しい演出が加わった
 「最近マンネリ気味では?」という声を耳にすることもありましたが、JR天童駅から温泉街まで武者行列をおこなったり、殺陣(たて)による演武にストーリー性を持たせたりと、改善していく姿勢が見えてとても良かったように思います。毎年少しずつ新しいものが取り入れられていくようになれば、リピーターが増えるすばらしいイベントになると思います。

スムーズな進行を目指した改善
 対局が決着したあとの戦勝報告について、昨年は将棋供養塔まで登っておこなっていましたが、今年は将棋盤のとなりに設けた祭壇でおこなわれました。こちらのほうが多くの観光客からよく見えますし、スムーズな進行になるのではないかと思います。

 また、人間将棋が終了してからおこなわれている指導対局(将棋百面指し)も、これまでは人間将棋がおこなわれた将棋盤のうえで開催されていましたが、今年はそのとなりの芝生の上での開催となりました。将棋盤のうえでは出演した駒武者の記念撮影などがおこなわれるため、指導対局の準備が始められるまで20分〜30分ぐらいかかってしまっていました。
見事に咲き誇った舞鶴山の桜
見事に咲き誇った舞鶴山の桜
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桜をバックに将棋供養塔も映えていました
桜をバックに将棋供養塔も映えていました
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<考えた方がいいんじゃないかなぁと思った点>
イベントの対象者はだれ?
 後半戦に入ってから、解説者の藤井猛(ふじい・たけし)竜王が人間将棋の来場者がどの程度の将棋の腕前を持っているのか訪ねました。すると、最も多かったのは将棋を知らない人たちでした。尋ねた順番が「初級程度」「上段程度」「始めたばかり」「まったく知らない」ということからも、藤井竜王には「人間将棋の観光客はみな将棋を知っている人たちだ」という先入観があったと思われます。今後、人間将棋というイベントをどういう人たち向けに設定していくかというのが1つのポイントになるのではないかと思いますます。

 将棋を知っている人たちにとっては、プロ棋士同士の対局を目の前で見ることができるというのはとても嬉しいことだと思います。しかしながら、前半戦が終了すると多くの人たちが会場をあとにするというのもまた事実です。こういう方々は、将棋の対局そのものよりも戦国絵巻のような人間将棋の雰囲気を味わいに来ているといったところではないかと思います。もしこういう方々にも重点を置くのであれば、対局時間を30分〜1時間程度に短縮するという選択肢も浮かび上がってくるのではないでしょうか?

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