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勝利の舞2 (最終更新:2002年5月7日)
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 「中野七頭舞(なかのななずまい)」は2人1組が7組、合計14人で踊るのが基本で、それぞれ「先打ち」「谷地払い」「薙刀」「太刀」「杵」「小鳥」「ササラスリ」と呼ばれる役を演じます。この合計7種類の役どころが七頭舞(ななずまい)の語源といわれていますが、踊りもまた「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツットウツ」「みあし(鳥居掛かり)」「道具納め」の7種類あります。

中野七頭舞(なかのななずまい)を舞う東北芸術工科大学の学生
<中野七頭舞の「先打ち」>
中野七頭舞(なかのななずまい)を舞う東北芸術工科大学の学生
<中野七頭舞を舞う東北芸工大の学生>

 江戸時代末期から明治時代、そして大正時代と受け継がれてきた「中野七頭舞(なかのななずまい)」ですが、1937年(昭和12年)に起きた日華事変あたりを境にして戦争のために中断してしまいました。現在の「中野七頭舞(なかのななずまい)」は、1948年(昭和23年)に戦前に踊っていた人たちの指導を受けて地元の青年たちが復活させたものです。

 1976年(昭和51年)には「中野七頭舞保存会」が結成され、毎年夏に講習会を開催しています。全国各地から200人以上が駆けつけるそうで、民俗舞踊団「郷(さと)」のみなさんもそこに出かけてきたのではないかと思います。

 岩手県盛岡市の夏まつり「盛岡さんさ」もそうですが、この「中野七頭舞(なかのななずまい)」も大変リズミカルな踊りで、太鼓や笛の音に合わせて飛び跳ねるように舞い踊ります。山形の「花笠踊り」とはまったく違う踊りですので、肌寒い風が吹き付ける中でも多くの人たちが大変興味深げなまなざしを投げかけていました。見た目にも大変にぎやかな踊りで、「勝利の舞」としては申し分ないものだったと思います。踊り終わると、ものすごい拍手がわき起こりました。民俗舞踊団「郷(さと)」のみなさんには、来年もぜひ参加していただきたいと思います。

中野七頭舞(なかのななずまい)を舞う東北芸術工科大学の学生
<中野七頭舞の「ササラスリ」>
中野七頭舞(なかのななずまい)を舞う東北芸術工科大学の学生
<中野七頭舞の「谷地払い」>

 

(参考ページ)
中野七頭舞
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nanamai/
アサヒプロダクツ
http://www.isop.ne.jp/asapro/geinou/nanazu/nanazu.html
岩手県庁/中野七頭舞の動画
http://www.office.pref.iwate.jp/~hp6017_1/kanko/kyodo/kyodo04.html

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