天童市の山形県総合運動公園で開催されてきた山形国際ジャズフェスティバルが、上山市(かみのやまし)の蔵王坊平高原に会場を移して開催されることが4月14日までに決まりました。4月18日には、蔵王坊平観光協議会を母体とする実行委員会が開催されることとなっています。
山形国際ジャズフェスティバルは、1990年(平成2年)から1998年(平成10年)まで山形市の蔵王温泉を会場に開かれた「蔵王ジャズフェスティバル」が前身となっています。山形県と天童市の助成金、東北パイオニアの特別協賛金などをもとにして2000年(平成12年)に復活し、昨年まで天童市の山形県総合運動公園で開催されてきました。しかし、第7回目となった昨年は、不況のあおりを受けて協賛金が大幅に削減されたため入場料を値上げして対応しました。しかし、結果として赤字となってしまったため、山形県では天童での開催中止を提案していたそうです。
ジャズ愛好家の有志が予算を切り詰めた上での開催を模索した結果、メンバーのつてで使用料のかからない「蔵王ライザスキー場」での開催にこぎつけました。新しいジャズフェスティバルは9月1日に開催され、アーニー・セリックなどの出演が内定しています。また、3,000人規模の集客を維持するために、JR山形駅、JR上山駅と会場を結ぶシャトルバスの運行を計画したり、スキー場近くのペンションやかみのやま温泉の旅館などと提携した「宿泊パック」も検討されているそうです。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:音楽
- http://www.ikechang.com/news/news950.htm
- ■国際ジャズフェス「JAZZ MEETING 2006」が開催 (2006.08.19)
- http://www.ikechang.com/news/2006/news0608j3.html#060819
足湯はあづま荘のとなりにあります |
関係者による安全祈願祭がおこなわれました |
天童市が整備を進めてきた鍬ノ町(くわのまち)ポケットパークが完成し、4月12日に安全祈願祭と竣工式が行われました。ポケットパークには公設としては初めてになる足湯だけではなく、手湯や飲泉所、水飲み場が備えつけられています。毎分約9リットルの源泉を、温度を下げるために加水しながら引き込んでいます。
(加筆:2008年12月1日)
温度を下げるために加水は午前6時に満タンにする際だけで、その後は、湯量を調節しながら適度な湯音に調整しているそうです。
四阿(あずまや)には飲泉所もあります |
足湯のわきには手湯もあります |
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式典には市や市議会、天童温泉協同組合、地元町内会や商店街などからおよそ70名が出席しました。遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は「天童温泉に新たな名所が完成した。この施設が多くの人の癒し、交流の場として長く親しまれるよう力添えをいただきたい」とあいさつしました。
ポケットパークは午前6時から午後9時まで、年中無休で利用できます。今後さらに足湯が追加されれば、天童の新たな観光ルートとして定着しそうです。
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- (関連ページ)
- ■天童のニュース:天童温泉
- http://www.ikechang.com/news/news970.htm
- ■天童市の観光スポット:足湯(鍬ノ町ポケットパーク)
- http://www.ikechang.com/ashiyu.html
天童市のアイデンティ社が取り組んでいるテンドウ式食品循環資源リサイクルシステムが、4月10日に山形県の認証を受けました。これは山形県が新たに設けた山形県リサイクルシステム認証制度で、県内で排出される循環資源ごみを利用して企業や地域住民、各種団体などが連携して実践しているリサイクルシステムを対象としています。学識経験者などで構成される認証審査会が地域連携性、環境改善性、経済自立性などを基準にして審査し、3月下旬に認証を決定していました。
アイデンティ社は、天童温泉のホテルや旅館など25の事業所から出る残飯を回収して飼料をつくり、自社の養豚場で使用、登録している一般家庭にその豚肉を販売するという循環システムを構築しています。担当している山形県循環型社会推進課は「認証システムから生み出された製品や、認定製品の販路拡大を検討する新たな事業も展開する。効果的な支援を考えていきたい。」とコメントしています。
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- ■天童のニュース:商工業
- http://www.ikechang.com/news/news150.htm