天童市市民文化会館で、「安全・安心なまちづくり」市民大会が開催されました。これは、天童市では人口あたりの交通事故発生率、犯罪発生率が山形県内ワースト1であることや、行政に対する暴力介入の増加が懸念されていることから、市民、警察署、関係機関・団体が連携を図りながら、市を挙げて交通安全、犯罪撲滅を図ることを目的に開催されたものです。市民大会は、まず山形県警察音楽隊による演奏からスタートしました。クラシックや歌謡曲など何曲か披露したあと、天童少年少女合唱団が登壇し、交通事故無事カエル「カエルのケロちゃん」を合唱しました。
イベントは山形県警音楽隊からスタート |
司会はYBCの相磯舞(あいそ・まい)アナウンサー |
クラシックや歌謡曲の演奏を披露しました |
天童少年少女合唱団が「カエルのケロちゃん」を合唱 |
「安全・安心なまちづくり」市民大会の趣旨
本市の交通事故の状況は、幹線道路の交差点での追突、出合い頭の事故が多く、特に飲酒運転の検挙者が増加している状況にあります。昨年は人口1万人当りの事故発生率及び犯罪発生率が、県内ワースト1と市民にとっては不名誉な状況にあり、高齢者が犠牲となる死亡事故も3件発生するなど、交通安全意識の低下が懸念されています。
また、犯罪件数は多少は減少しましたが、今年になり駅駐輪場からの自転車の盗難等が急増しており、今後サクランボをはじめとする、農作物の収穫期を向かえ、盗難の発生も心配されます。
さらに、長崎市長銃撃事件の発生など、行政に対する暴力介入の増加が懸念されています。
そこで、市民及び警察署をはじめ関係機関・団体と連携を図りながら、市民挙げて交通安全、犯罪撲滅意識の高揚を図ることを目的に、これまでの、夏の交通事故追放市民集会、秋の暴力追放市民大会を一体的にし、「安全・安心なまちづくり」市民大会として開催するものです。
開会は山本惣一(やまもと・そういち)氏 |
引き続き遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長 |
佐川範夫(さがわ・のりお)天童警察署長 |
小澤精(おざわ・ただし)天童市議会議長 |
後藤和夫(ごとう・かずお)県警刑事部長 |
天童高校と山形電波工業高校の生徒会 |
市民大会では、警察関係の方からは交通事故発生率、犯罪発生率についてあいさつの中で説明がありました。さらに、天童では広域暴力団も活動していることから、お互いに協力しながら暴力行為を封じ込めていくことが求められました。その後、各種団体の代表が壇上に立ち、それぞれの立場から「安全・安心なまちづくり」に向けた決意表明が行われました。市民大会はセレモニー会場の市民文化会館からJR天童駅前までパレードを行い、幕を閉じました。
國井幸子・天童地区交通安全協会女性部長 |
工藤精助・天童市老人クラブ連合会交通安全部長 |
秋葉俊一・天童市総務部長 |
市民文化会館から天童駅前までパレード |
天童市かもしかクラブのみなさん |
交通安全、暴力追放を訴えながらパレード |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:まちの様子
- http://www.ikechang.com/news/news1.htm
- ■天童市議会、安全・安心なまちづくりを決議 (2007.06.07)
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0706j2.html#070607