最後の練り合いは平坦な市役所の駐車場で行われるため、写真を撮る人にとっても観客にとっても、なかなか絶好のポイントを見つけるのが困難です。駐車場と歩道を隔てる場所に植え込みのある石垣がありのですが、そこからであればちょっとは高い視点から眺めることができますので、練り合いの全景を写真におさめたい人などにとってはグッドポイントだと思います。

　天童に限らず山形県は車社会で、1人に1台と言ってもいいぐらいに車を持っています。そのため歩道を歩く人は日頃あまり多くはないので、これだけの人たちが市役所前だけではなく車道にも同じように集まっていたのは正直驚きでした。主催者もきっとよろこんでいたことでしょう。「天童にもこれだけおまつり好きな人たちがいるんだなぁ」と思いました（わたしもそのなかの1人になりますけど）。

　すべての神輿による練り合いが終わると、とうとうフィナーレです。最後はきれいに三本締めで締められました。「また来年みんなで盛り上がろう！」という気持ちが込められた、音のそろった三本締めでした。