(1) 将棋供養祭、網走市・天童市観光物産等の相互交流協定調印式
「人間将棋」は開会セレモニーのあと、まず「将棋供養祭」から始まりました。将棋供養祭では、将棋駒をつくる際に失敗した駒などを供養するだけではなく、天童市の観光発展も祈願されていました。以前は「人間将棋」にお越しいただいたプロ棋士のみなさんにも参列いただいていましたが、現在では山形県将棋駒協同組合や天童温泉協同組合、天童市観光物産協会、天童商工会議所、天童市長、天童市議会議長といった関係者だけでおこなっているようです。
将棋供養祭が終わると、今年の特別企画である「網走市・天童市観光物産等の相互交流協定調印式」が開催されました。北海道網走市とのお付き合いは、北海道を代表する女性活動家「中川イセ」さんがご縁になっています。イセさんは天童市荻野戸(おぎのと)出身で、網走市議を7期務めるなど網走市の名誉市民として知られています。
調印式には、両市の市長と市議会議長が臨みました。左から青柳仁士(あおやぎ・ひとし)天童市議会議長、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長、大場脩(おおば・おさむ)網走市長、宮川隆昌(みやがわ・たかまさ)網走市議会議長の順で着席し、書類2つにサインしました。その後、両市長による握手が交わされ、お互いの特産品が交換されました。天童市からのプレゼントは、もちろん将棋の置き駒です。網走市からはクマの彫り物をいただきました。
イセさんからは、出身地の荻野戸(おぎのと)に近い天童市立荒谷小学校(あらやしょうがっこう)と干布小学校(ほしぬのしょうがっこう)へ、毎年交互に寄付をいただいているそうです。天童市農協から桐箱入りの早出しサクランボがプレゼントされたあと、それぞれの小学校の代表から網走市長へイセさんへの感謝の手紙が手渡されました。 |