天童市役所の隣にある天童市市民文化会館で、山形県アマチュアビッグバンド連盟(YABA = Yamagata Amature Band Association)による「YABA MEETING 2000」（ビッグバンドフェスティバルin天童）が開催されました。山形県アマチュアビッグバンド連盟は1989年（平成元年）に結成されたもので、今回は次の順番で演奏されました。

• ジャズオーケストラ　セレクション（村山市）
• スターダスターズ（米沢市）
• ハーバークラブ　ジャズオーケストラ（酒田市）
• スウィングクレインズ　ジャズオーケストラ（鶴岡市）
• スノーモンスター　ジャズオーケストラ（山形市／旧：ハイソサエティ・オーケストラ）
• ビッグ　スウィング　フェイス（天童市）

　当初は、天童市で活躍する「ビッグ　スウィング　フェイス」のリサイタルとして企画されていました。しかし、今年の9月に「山形国際ジャズフェスティバルin天童」が開催されたことや2003年（平成15年）に国民文化祭が予定されていることから、山形県アマチュアビッグバンド連盟全体でのリサイタルとして開催されました。イベントではこれらのジャズバンドのほかに、山形県アマチュアビッグバンド連盟の顧問を務め、元東京ユニオンバンドリーダでテナーサックス奏者の高橋達也（たかはし・たつや）さんがスペシャルゲストとして演奏を披露しました。

　サッカーのプロリーグ「J2」で活躍しているモンテディオ山形の新しい監督に、柱谷幸一（はしらたに・こういち）さんが正式に決定しました。柱谷幸一さんは日産自動車（現：横浜Ｆマリノス）や浦和レッズ、柏レイソルなどで活躍されたフォワードの選手で、現役を引退した1997年（平成9年）以降は日本サッカー協会技術委員やテレビ解説などをおこなってきました。柱谷さんの初仕事は12月14日（木）東京都多摩市陸上競技場でおこなわれる入団セレクショになる予定です。

　なお、現在おこなわれている「第80回天皇杯全日本サッカー選手権」はこれまでの植木繁晴（うえき・しげはる）監督が指揮を執ります。11月25日におこなわれた第1回戦では、佐賀県代表の佐賀北高校を12対0の大差で勝利しています。第2回戦は12月3日に静岡県代表のジャトコ・TTと対戦します。植木監督に花を持たせる意味でも、ベスト8まで進出した昨年のような活躍をぜひ期待したいところです。

　自治省は、平成12年中に市町村合併の組み合わせを示す要綱を作るよう各都道府県に求めています。これを受けて、山形県はまとめ上げた市町村合併推進要綱を11月24日に公表しました。合併のパターンについては、11月21日におこなわれた広域行政推進アドバイザー会議で提示されたものと同じく、次の3パターンです。

• 8ブロック（地方事務所の管轄で再編）
• 18自治体（生活圏や市町村議員対象のアンケート結果を考慮して再編）
• 27自治体（最低人口規模1万人で再編）

8ブロックの場合

天童市、山形市、上山市（かみのやまし）、中山町（なかやままち）、山辺町（やまのべまち）

18自治体の場合

天童市、東根市（ひがしねし）、河北町（かほくちょう）

18自治体の変形パターンとして

天童市、東根市（ひがしねし）、河北町（かほくちょう）、村山市（むらやまし）

27自治体の場合

天童市単独（合併せず）

　現在、全国には3,229の市町村がありますが、政府としてはこれを約1,000市町村にまとめあげたいと考えており、11月末までにまとめる行政改革大綱で数値目標を設定する予定です。この割合からいえば、山形県は8ブロックでの合併をしなければならなくなります。

　山形県は「山形県市町村合併要綱は資料として作成しただけで、山形県が率先して市町村合併を推し進めるものではない」と明言しています。また、天童市は住民も行政も「いまはどこの市町村とも合併したくない」というスタンスを取っています。しかし、今後の財政状況によっては合併せざるを得ない状況になる可能性もあります。

　人間将棋で知られる舞鶴山の登り口にある天童民芸館で、12月16日（土）に「佐藤千夜子（さとう・ちやこ）の名曲を蓄音機で聞く会」が開催されます。今回の開催については入場無料ですが、事前申し込みが必要です。

　佐藤千夜子（さとう・ちやこ）は日本初のレコード歌手で、1897年（明治30年）に現在の天童市一日町（ひといちまち）に生まれました。幼いときから教会に通い、クリスチャンになったことから東京のミッション系女学校に進学しました。女学校では声楽を勉強し賛美歌などを歌っていましたが、そこを作曲家の中山晋平に見いだされました。主な作品としては「波浮の湊」（1928年／昭和3年）、「東京行進曲」（1929年／昭和4年）、「影を慕いて」「この太陽」「新橋夜曲」「当世銀座節」などがあります。

（お問合せ）

天童民芸館 TEL 023-653-5749

　自治省は、合併特例法や今年に入ってから自治省が決定してきたものを1つにまとめ上げた新しい市町村合併推進策を策定しました。この推進策は、政府が平成12年中に策定する行政改革大綱に反映されることになっています。

• 合併市町村のあいだで生じる公共料金の格差を調整するために、2005年（平成17年）までに合併する自治体を特別交付税で支援する（合併特例法）
• 市町村合併について地域住民の意思を反映させるために、住民投票を制度化する
• 行政サービスを維持・向上させるために、旧市町村の支所や郵便局で自治体業務をおこなえるように検討する

特別交付税は

基礎額＝4億円＋合併によって増加する人口1人あたり4,000円

この基礎額に、合併によって増加する人口の割合によってつぎのような倍率が加えられ、最大で12億円が交付されます。

交付額＝基礎額×1.0（人口増加率が20%未満）

交付額＝基礎額×1.25

交付額＝基礎額×1.5（人口増加割合が40%以上）

　自治省は、平成12年中に市町村合併の組み合わせを示す要綱を作るよう各都道府県に求めています。これを受けて、山形県は県内4ヶ所での地区別懇話会を開催したり、市町村議員を対象にアンケートをおこなったりしてきました。そして11月21日に広域行政推進アドバイザー会議を開催し、その成果をまとめつぎの3通りを了承され、

• 8自治体（歴史的つながりの深い都市のまとまりから旧郡単位による8ブロック）
• 20自治体前後（住民の日常生活圏や先に市町村議員に対して行ったアンケートなどを考慮
• 30自治体前後（人口1万人規模を最低限確保する）

（関連ページ）

■天童のニュース：広域合併（天童市の動き）

http://www.ikechang.com/news/news7.htm

▼天童市における広域合併

http://www.ikechang.com/merger/index.html