(6) 千葉涼子・女流王将と甲斐智美・女流初段
人間将棋1日目は女流棋士の対局が行なわれます。千葉涼子(ちば・りょうこ)女流王将は赤色の西軍を、甲斐智美(かい・ともみ)女流初段は青色の東軍を率いました。対局直前のインタビューで、千葉涼子・女流王将が「覚悟しなさい!」と言うと、甲斐智美・女流初段は「(人間将棋)すごく楽しみにしています。覚悟していきます。」と応えました。解説を務めた野月浩貴(のづき・ひろたか)七段は「今日の2人は若くて、将棋もキビキビしている。激しい切り合いになるのでは?」とコメントしました。
「7六歩」でスタートした対局は、振り飛車(ふりびしゃ)対居飛車(いびしゃ)で進んでいきました。対局途中、野月浩貴・七段から千葉涼子・女流王将が普段の対局での「読み」について尋ねられると「A,B,C,D,Eに枝分かれしてそれぞれ5手先ぐらいまで先を読む」と答えていました。さすが!プロですね。
天気が大変よかったため、やぐらの上のお二人、特に東軍の甲斐智美・女流初段は大変まぶしい中で将棋を指すことになったように思います。