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会場レポート1 (最終更新:2007年3月23日)
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(1) 将棋供養祭 / 多賀城市・天童市文化振興等相互交流協定調印式

写真:庄司浩助・天童桜まつり実行委員長
庄司浩介・天童桜まつり実行委員長
写真:中原誠・日本将棋連盟副会長
中原誠・日本将棋連盟副会長

 今年の「人間将棋」1日目は、昨年とはうってかわって天気に恵まれ、晴天のもとでの開催となりました。桜はまだ咲き始めという段階ですが、お花見を兼ねてたくさんの人たちが舞鶴山(まいづるやま)に集まりました。

 人間将棋は、今年も将棋供養祭から始まりました。将棋供養祭は、将棋駒をつくる際に失敗した駒などを供養するだけではなく、天童市の観光発展も祈願されます。今年は日本将棋連盟副会長の中原誠(なかはら・まこと)永世十段に、天童桜まつり実行委員長や天童市長など、観光振興に関係する官民各団体の長が参列しました。

 将棋供養祭のあとには、多賀城市・天童市相互交流協定調印式が開催されました。人間将棋がおこなわれる舞鶴山には、室町時代に天童氏(てんどううじ)が居城していました。その後、1584年に天童頼久が最上義光に攻められ落城されると宮城県多賀城市に移り、現在に至っています。このような経緯から、天童市と多賀城市では以前から交流促進を図ろうとする動きがありましたが、この度、正式に協定を締結することになったようです。

写真:左馬を手渡す遠藤登・天童市長 写真:贈呈品を差し出す鈴木和夫・多賀城市長

 あいさつの中で、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は「21世紀は交流の時代」「長年の願望だった多賀城市との調印を迎えた」、鈴木和夫(すずき・かずお)多賀城市長は「これからは各地が特色を持って交流を進めなければならない」「今回の調印式に向けて、ライオンズクラブにも協力してもらった」と話しました。

写真:多賀城市からの贈呈品
多賀城市からの贈呈品
写真:握手を交わす両市長
式典の最後には贈答品の交換があり、天童市から多賀城市には特産品で縁起物でもある左馬(ひだりうま)の置き駒が、宮城県多賀城市から天童市には多賀城碑(たがじょうひ)の拓本が贈呈されました。

 多賀城碑は群馬県の多胡碑(たごひ)、栃木県の那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)とともに日本三大碑として1998年(平成10年)6月30日に国の重要文化財(古文書)に指定されています。

■参考:左馬の由来(天童市の観光ガイド)
http://www.ikechang.com/shogi4.htm
■参考:多賀城碑(多賀城市役所)
http://www.city.tagajo.miyagi.jp/monosiri/bunkazai/zyuubun/index.html
■参考:多賀城碑(芭蕉庵ドットコム)
http://www.bashouan.com/piTubohi.htm

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